ジンバル(マグネットダンパー)方式 or 電子整準方式 実際どっちがいいの?

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VOICE直営公式販売サイトです。

今回は『墨出し器の方式の違い』というトピックです。

現在、国内で販売されている墨出し器はジンバル(マグネットダンパー)方式・電子整準方式のどちらかです。
本日は二つの方式の違いを説明させて頂きます。

まず初めに結論ですが、VOICEはジンバル方式の方が優れていると思っています。

電子整準方式はジンバル式と比較すると、比較的新しい方式です。

電子整準方式の墨出し器は、水平を取るために整準センサーというものを使用します。
そのセンサーは、液体中の気泡の位置を電気信号として出力する構造になっています。

問題は気温や気圧の変化によって、気泡の大きさが微妙に変わってしまいます。
これが精度に大きく影響を及ぼします。

電子整準方式

さらに、整準センサーはわずかな傾きでも反応するので、衝撃や振動等で、センサー自体の取り付け位置が少しでも動くと、レーザー墨出し器自体の精度が大きくズレてしまうという欠点があり、頻繁に点検調整を行わなくては、精度を保つことが出来ません。
つまり、メンテナンスなどの維持費用がジンバル方式と比較して高額になってしまいます。

それに比較して、ジンバル方式は、センサーを使用しない振り子構造(下げ振りと同じ原理)なので、温度や気圧変化に影響されずに、電子整準方式と比較すると、精度を長期間保つことが可能です。

ジンバル方式

専門的で難しい説明になりましたが、要するに電子整準方式は、人工的な方法で精度を出しているのに対し。
ジンバル方式は、重力を活用し、自然原理で精度を出しているので、電子整準方式と比較すると精度が狂いにくいということとなります。

よく『先人の知恵は凄い』と言いますが、まさにジンバル方式は重力という自然原理を活用して水平を取り、
精度を出すといった『先人の知恵』を活用しているのです!

価格もジンバル方式の方が安いので、上記も含めジンバル方式の方が優れていると思っています。

VOICE VLG/VLRシリーズでは、全てジンバル(マグネットダンパー)方式を採用しています!

以上、今回は『墨出し器の方式の違い』というトピックでした。

こんなトピックを書いてほしいなどありました、お待ちしております!
ご意見・ご感想いただければ幸いです。

それではまた!

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